イノベーション・ネットワークあおもり

「木を大切にする・極限まで木を使い切る」

弊社が昭和56年、コロシートに次ぐ自社ブランド商品として開発に成功した通気性下地材。木材を微粒子化し、特殊合成樹脂との複合により、木材の通気性・呼吸性を活かし、コルクのような風合いに仕上げた商品です。屋根下地以外にも壁・床等の建築下地として多機能性を誇ります。
昭和39年に開発・発売開始依頼お客様から親しまれ、40年以上もの間、瓦職人から絶大な信頼をいただいている商品です。「こけら板」の優れた機能性はそのままに、単板を縫合・ロール化することで施工性を飛躍的に向上させました。

「木を生かす仕事」
私たちは創業以来、「木」を大切にするという精神を貫いてまいりました。人が住まう家は木を主材料とした建物であり、森無くして生きることができない生物である以上、たとえ枝1本、切れ端1片でさえ無駄にしないという企業姿勢が不可欠と考えています。元々、「トントン」や「木羽」などと呼ばれる、1ミリにも満たない「こけら板」の製造からスタートした私たちにとって、それはごく自然なこと。やがて「コロシート」という特許商品の開発や社寺用建築材の販売などを開始した現在でも、素材の特性に合わせた使途の適正化により、極限まで木を使い切る事業形態＝「木のゼロエミッション化」は、近年やっと評価されるようになりました。そして、「循環型社会へのシフト」が必要な現在。私たちは、自社の森林への植林・育林も数十年前から継続しております。「木」によって生かされてきた私たちですから、木端一片も無駄にしない「木を生かす仕事」。これが私たち大上木材工業の仕事です。

社寺用建築材：創業以来、立木からの素材生産～0.1ミリ以下の木材加工精度を追究し続けてきた弊社はあらゆる木の特性に向き合ってきました。その結果特殊な仕様や希少性の高い木材選定力を必要とする社寺建築材の調達では、数多くの全国納入実績と高い信頼を得ております。特に良質な木材を有する北東北産のケヤキ・赤松・杉・青森ヒバ・クリ・カツラといった素材は、立木伐採から貯木場での品質管理、用材によっては大型倉庫内での半製品管理など、設計段階からのご相談に、独自のノウハウでお応えできるフルサポート体制があります。